油絵画家、永月水人のArt Life 

カテゴリ:絵画論( 12 )

永月水人の【絵描きのエスプリ Vol. 4】

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永月水人の【絵描きのエスプリ Vol. 4】


スケッチ、クロッキー、デッサンは絵を描く上で基礎です。
これなくして上達は見込めません。

スケッチ、クロッキー、デッサンが重要な理由は、
人はものを見るとき、立体で見ています。
絵は平面です。
立体から平面にするのには、
視覚で入った情報を平面にするための変更を、
頭の中でしなければなりません。
この作業には脳の訓練が必要です。

感じたバランス、距離感、立体感、雰囲気などを
平面で表現するための準備になります。

私は中学・高校と美術部でした。
ほぼ毎日、
5枚の5分人物クロッキー、1枚の15分人物デッサンを
6年間しました。
モデルは部員たちで交代で務めました。
ほかには石膏デッサンもしました。
短大時代は、ヌードデッサンをしていました。
今までクロッキー&デッサンは何枚描いたか数え切れません。

絵を始めようとしている皆様、
まずは、身近なお茶碗やお野菜からスケッチしてみてくださいね。




今日もいらしてくださって、ありがとうございます。


※みなさまに、絵画アートの幸せを届けたい。。。※
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by legracieuxtemps | 2012-07-03 18:54 | 絵画論 | Comments(2)

絵描きのエスプリ Vol. 3


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永月の【絵描きのエスプリ Vol. 3】

「曲線が思うとおりに描けない」と生徒様から
ご相談を受けることがあります。

いろいろな仕事の方々は、長い年月をかけて技を習得していきます。
おすし屋さんの手、大工さんの手、美容師さんの手etc。。。
絵描きも絵描き用の手をしています。

脳で「こんな曲線を描け」と指令が出て
手がその通りに動いてくれなければお話になりません。
思い通りに描く為に必要なのは、曲線を描き出す筋肉です。
その筋肉を作り出すには訓練と描き続ける年月が必要です。

写真は、柔軟な筋肉にするときの練習です。
鉛筆やボールペンを持って描いてください。
手首を回すだけでは描く筋肉にはならないので
広告や新聞でいいので、必ずペンを持って描いてくださいね。

いっぱいいっぱい何日も練習してください。
ただし、急激に何時間もすると腱鞘炎になりやすいので
毎日こつこつ続けてください。
脳からの指令通りに手が動くようになったら、
もうあなたの手は絵描きの手です。( ´ ▽ ` )v

自然界には、曲線しかありません。直線は人工物だけです。
建物などを描くのが専門の方はこの運動は、
まっすぐの線を描くのにじゃまになります。
自然を描く方だけにお勧めします。


今日もいらしてくださって、ありがとうございます。
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6月7日に人物の絵を追加しました。
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by legracieuxtemps | 2012-06-11 23:02 | 絵画論 | Comments(2)

絵描きのエスプリ Vol. 2

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永月の【絵描きのエスプリ Vol. 2】

小学校に上がる前まで、紙がなくなってしまったら、
道路で描いていました。
通る方々から
「じょうずだねぇ~~」と言われると、
もう、嬉しくて嬉しくて\(^o^)/\(^o^)/

子供の絵だから、うまくはないけど、
声をかけられると有頂天になりました。
またさらに描く→ほめられる→嬉しくてまた描く

私は、ほめられると木に登るタイプです。。。( ´ ▽ ` )ノ

小学校時代は毎年写生大会がありました。
廊下に貼り出されて、毎年ずっと金賞いただきました。

子供をほめると、子供ってどんどん伸びると思います。
大人だって、ほめられると、伸びると思うんです。




今日もいらしてくださって、ありがとうございます。
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5月23日に花の絵を追加しました。
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by legracieuxtemps | 2012-05-27 21:01 | 絵画論 | Comments(2)

絵描きのエピソードについて

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おはようございます。

今日もすばらしくいいお天気です。
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5月7日に質問にお答えする形で
絵を描きはじめについて書かせて頂きました。

大変好評をいただきました。
私の体験が少しでもお役に立てたらうれしいです。
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続きのリクエストをいただきましたので、
プライベートレッスンで話したりしていることやご質問にお答えする形で、
これからも、私の絵描きのエピソードを書かせて頂こうと思っています。


永月の【絵描きのエスプリ Vol. 】と題して
1週間に1~2回のペースでUPしていきたいと思います。
つたない文章ですが、読んでいただけましたら嬉しいです。


本日掲載の薔薇の写真は、先日訪れた富士市中央公園の薔薇です。

今日もいらしてくださって、ありがとうございます。
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5月23日に花の絵を追加しました。
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by legracieuxtemps | 2012-05-27 09:17 | 絵画論 | Comments(2)

初講演!

今朝、早起きしました。
4時起きです。
私にとっては、ものすごく珍しいことです。

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今朝、社団法人倫理研究所 主催の
『経営者モーニングセミナー』で
講演してきました。
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受講者の方々は、
富士宮市・富士市の
会社経営者の方々です。

異業種の人の話を聞いて、経営に活かそうという研究会です。

経営者の方々は、セミナーのあとで、
会社に戻って通常通りのお仕事をされるそうです。
すごいな~と思います。


会場は富士宮市内のホテルの会議室です。
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講演は、初めてです。


ご依頼を頂いたときは、
何を話すのかしら?と思いましたが、
絵描きになったいきさつや、
絵の業界のマーケティングの内容でいいとのことでしたので、
お受けしました。
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朝6時から7時までの1時間のセミナーの中で、
30分の講演でした。
無事に終えることができてよかったです。
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会場入り口には、絵も少し展示させていただきました。



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朝、起きることができたことが、一番ほっとしました~~。

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10月27日に作品を追加しました。
絵画ショップ  Nagatsuki Gallery ≪永月画廊≫
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by legracieuxtemps | 2008-12-09 12:39 | 絵画論 | Comments(8)

ご質問をいただきました。

  『絵が、上手か下手か、わかりません。』
  というご質問メッセージをいただきましたので、お答えさせていただきます。
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  人が絵を見て、「上手」 「下手」と感じるのに、定義はありません。
  「好き」か「嫌い」か、だけです。

  地球上の人数分感情があるので、
  感じ方はさまざまです。
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  とっても好き、そこそこ好き、なんとなく好き、まあまあ好き、どっちかって言うと好き。
  見るのも嫌なくらい嫌い、二度と見たくないくらい嫌い、どっちかって言うと嫌い、なんだか嫌い。
  などなど、程度もさまざまです。
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  人が好きという感情を持つには、基準があります。
  それは、「好み」です。

  ボカニカルアートのように、細かく本物そっくりな絵が好みの方は、
  ピカソのようなデフォルメしたものは苦手です。

  岡本太郎のような、勢いがある絵が好みの方は、
  東山魁夷のような静かな絵は苦手です。
 
  モネのようにホンワカした絵が好みの方は、
  ダリのような主張の強い絵は苦手です。

  見る人が持っている「好み」によって、感情は左右されます。
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  上手、下手と感じるためには、自分が何が「好み」かを知ることが大切です。
  生活の中では、例えば、服を買うときは「好み」で買うと思います。
  質感や、色や、デザイン、適正価格など
  好みを決定する要素はさまざまですが、そこには自分の「好み」が存在しますね。
  絵を見るときも同じです。

  自分の「好み」を基準点に考えると答えは出やすいです。

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  絵のプロ(アーティスト)というのは、
  絵を売って生計を立てている人。
  売らなくても展覧会で入場料を取れる人。
  数々の公募展で入選入賞している人。
  などです。

  家でこもって誰にも見せず、自分だけで満足している人はプロとは呼ばれません。
  美術大学を卒業しただけでは、プロとは呼ばれません。
  プロ活動している人が、プロと呼ばれます。
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  絵描きは、授業で、デッサンやクロッキーをたくさん学びます。
  その際は、見たものをそのまま描く練習をします。
  そこには個性はありません。
  物質を正確に捕らえ、描く練習をします。

  そしてその後、さまざまな試行錯誤と研究を重ねて、
  アーティストの目を通し、脳を通し、手を通して
  アーティストの色に染められ作品が出来上がっていきます。
  そこにあるのは「個性」です。
  アーティストは「個性」を作品にしているのです。
  その、それぞれの「個性」が、見た人の共感を得るか得られないか、だけなのです。
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  描く手は、見た人がどんな感情を持ってくれるか、
  自分のテーマを受け取ってくれるか、
  など、見る側の人のことも考えています。
  だれにも見てほしくないなんて思っているアーティストはいないのです。

  『「うまいな~~」と感心してほしい』
  と思って描いているアーティストに、私は今まで、出会ったことがありません。
  『自分はこれこれこういう感情があるから、それを表現したのを見てほしい』とか、
  『幸せな気分になってほしい』とか
  『懐かしい気分になってほしい』とか
  『ここの場所の素晴らしさを知ってほしい』
  などなど、アーティストはそれぞれの、いろいろな感情を込めて描いています。

  見る方々が、それを受け取ったりそう感じなかったり、
  そこで心の交流ができるわけです。
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  さて、
  ある作家の展示会に行って、「好きだな~」と思ったら、
  一言作家に声を掛けてくだ去れば、作家はうれしいです。
  逆に「好きじゃないな~」と感じたら、黙ってスルーしてください。
  作家jは、「あの方は自分の作品が好きじゃなかったんだな~」と感じ取ってくれます。
  初対面の方に「あんたの絵は好きじゃない」とか、
  けんかを売るのは失礼に当たるので、
  黙ってその場を立ち去れば、作家は経験から分かってくれます。
  わざわざ言わなくてもいいですよ~。

  趣味で描き溜めた作品を発表する知り合いの絵の場合は、
  「好み」でなかったら、黙って立ち去ると、失礼に当たるので、
  「頑張ってますね!!」と声を掛けてください。

  ご参考にしてくださいね。
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本日は堅い話になってしまいましたが、
長文を読んでくださって、ありがとうございました。

写真は、先日、母校の小学校の横のお寺さんに、
お散歩に行ったときのイチョウの写真です。
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10月27日に作品を追加しました。
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by legracieuxtemps | 2008-11-24 20:14 | 絵画論 | Comments(7)

写真から絵を起こすこと。

私の生徒さんに、
「写真や、完成した見本の絵が、ないと描けない」
という方がいらっしゃいます。
また、この頃、写真から絵を起こすことに、不安や疑問のお話もよく聞きます。

今日は、「写真から絵を起こすこと」について紹介します。

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旅先で、絵にしたいなと思っても、
同伴者の都合や、天候、時間的問題など、
スケッチできないときに、写真で撮っておいて、
家に帰ってから、その感動を絵にする。。。
これはいいことです。
絵に「その場での感動した心」が込められます。

他人が撮影した写真で、素晴らしい作品に出会えて絵にする。
勉強の為にはいいことですが、自分の作品ではありません。
元の写真は「撮影者のもの」であり、
いくら上手に描いても、その絵は「絵を描いた人のもの」にはなりません。
だって、被写体に感動したのは写真を撮った人であって
絵を描いている人はその写真に感動しただけで、
被写体には感動してないからです。
絵に心がないのです。
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絵を描くことは自己表現です。
コピー機ではありません。
写真から絵を起こすことは、コピー機になってしまいがちなのです。
そして恐いのは、
コピー機になった脳を、創作機にするのはとても大変なんです。
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平面の完成画がないと、描けないのは、
脳が、立体を平面にする機能が培われてないからです。
先日、“プライベートレッスン 1 ~描き始める前の下準備~でも紹介しましたが
目で見た立体物を平面に起こすには、
脳での変換作業が必要で、
そうなるには訓練が必要です。

それが、平面から絵を起こすことに慣れてしまうと、
立体から平面にする脳機能が、発達しません。
一度癖が付いてしまうと、なかなか取れないのです。
そこが恐いのです。

旅行に行っても、感動しても、
一度、写真に起こさないと、絵にできない状態に、陥ってしまいます。
カメラを持っていなければ、感動しても絵にできない、、、
これは大問題なのです。
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目で見える範囲を切り取る感性も、発達しません。
いつも、人にカット割してもらわないと絵が掛けない状態になります。
いつまでたっても、「どこで切ったらいいのか分からない~~」と、
叫び続けるようになります。
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写真から起こすことも勉強ですが、癖になってはいけません。
しかし、人間は楽なほうに発達するものです。
平面を平面にする。。。
ラクですもの。
見本があるから安心ですしね。
でもそれでは、いつまでたっても、オリジナルを作る力が付きません。

記憶力も養われません。
「写真にとってあるからいいや」って
よく観察もしなくなり、憶えようともしなくなる。
感動も薄れていく。

写真から絵を起こすことは、簡単な分だけ、危険が潜んでいるのです。
分かった上で、取り組んでほしいのです。
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趣味でも、絵は上手になりたいと思うのは本能です。
ゴルフだって、お料理だって、同じです。

上手ってなんでしょう。
自分はどこに向かいたいのか。
決めるのは本人です。
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写真には写真の、良さと特性があり、
絵には絵の、特性があります。
同じ平面作品ですので、
見せ方や構図、モチーフの選び方、光と影など、
似ている部分もありますが、決して同じではありません。
写真は写真、絵は絵です。
素晴らしい写真が、素晴らしい絵になるとは限りません。
また、素晴らしい絵の風景が、素晴らしい写真になるかというと、それも違います。
写真には写真に適した「シーン」があり、
絵には絵に適したの「シーン」があるのです。
これは写真向き、ここは絵向き、というところです。
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絵の中でも、
これは日本画向き、こっちは水彩画向き、
そっちは油絵向き、あれはアクリル画向き、と別れていきます。

それらを見極めるのも、「上手」への1歩です。

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“プライベートレッスン 1 ~描き始める前の下準備~

“プライベートレッスン 2 ~大まかな線描き~

“プライベートレッスン 3 ~光と影~

“プライベートレッスン 4 ~構図1~

“プライベートレッスン 5 ~構図2~

“プライベートレッスン 6 ~構図3・4~

“プライベートレッスン 7 ~構図5~

“プライベートレッスン 8 ~構図6~


これからの個展の予告はこちら

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by legracieuxtemps | 2007-08-17 03:51 | 絵画論 | Comments(12)

模写の手順

昨日の続きで、模写についてです。

模写を実践してみましょう。
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≪模写の手順≫

1≫作品選び

まず、元の作品を、選びます。
自分が何を学びたいかで、決めます。
色の混ざり方、構図、雰囲気、などなど。。。。

2≫心を探る

作品が決まったら、作者の心を読み取ります。
テーマは、何か、
何を一番、訴えたいのか。
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3≫技法を探る

点描法、ベタ無理、溶き油は使うか、ベッタリした塗り方なのか。

4≫ ラフスケッチをします。

全体の画面をスケッチして、全体の構図は、どうなっているか掴みます。
このとき、どこで、切り取っているのか
何故、ここで、切り取るのか、などを学びます。
デッサンが狂っては、なんにもなりませんので
物の位置、人物の鼻の高さ角度、毛の生え際、瞳の位置。
数ミリのずれもないように、気をつけます。
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5≫ 色

どのメーカーにせよ、その時代の色はもうありませんので、
現代の絵の具の中から、近い色を探します。
市販の色に近いものがなければ、自分で混ぜて、作り出します。
このとき、どの色とどの色を混ぜているのか、記憶してください。
分量の比率なども、憶えておいてください。
いざ、自分の作品に使うときに、役に立ちます。

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6≫筆のタッチ

下から上に払うクセ、左から右に払うクセなど、
描く人によって、クセはさまざまです。
作者のクセを読み取り、同じように筆を運びます。
速度も予測します。
早く「シャッ」と塗っているところを、
ノロノロ描いていては、同じにはなりません。
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7≫完成間近

完成間近で気が付くことは「雰囲気が違うこと」です。
そっくりに描いているのに、何故違うのでしょうか。
そこを考えます。
元絵と模写と、どこが違うのでしょうか。
答えは、作者の感じた「感動」です。
元絵は、感動や意欲が、漲っているはずです。
模写には、元絵に対する感動はあっても
絵にする前の感動がありません。
それが筆の勢い、些細な筆の運びに表れます。

8≫完成

元絵と見比べて、自分が勉強したいところが克服できていれば、クリアです。
次の模写に挑戦してみましょう。
雰囲気、タッチ、など、全然違う作家の作品も、
嫌いな作品も、挑戦してみましょう。
自分が、不得手な部分も、発見できます。
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9≫自分の作品に反映させる。

模写をたくさんしたら、自分の中に溶け込ませ、
自分の作品に、生かしていきましょう。
「この部分は、ああすれば表現できるな~」
と、簡単に思い浮かぶでしょう。
また、先人がしていない方法を考えるのにも、役に立ちます。
思いついても、先人に先を越されてしまっていては
知っている人が見たら、「真似ね」と言われてしまいます。
先人の偉業を、大いに活用させていただきながら、
自分の進歩へと、繋げていくのです。

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 ≪注意点≫

模写しすぎて、自分の作風・個性をどこかに捨ててはいけません。
模写は、あくまで、勉強です。
感化されすぎないように、気をつけてくださいね。
 


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by legracieuxtemps | 2007-08-14 02:18 | 絵画論 | Comments(9)

模写について

模写について、ご質問を頂きましたので、ご紹介します。



≪模写の規定は?≫

1)同じサイズでは、描かないこと。

2)元の絵について、表面もしくは裏面に、記載すること。

3)模写した絵を、自分のオリジナルとして販売しないこと。

4)模写した絵を、元の絵と偽って売らないこと。
※3,4は犯罪になります。

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≪模写をすることの利点≫は、

先人の技術の習得です。
色使い、構図、筆のタッチ、溶き油の分量などなど、
勉強することは山ほどあります。、

どう描いているのか、
近くでよく見て同じ色を探し当て、同じように描いてみます。
習得できれば、その技術を自分の中に取り込めます。

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10 の技法しか知らないで描くより
1000 の技法を知った上で、
自分の描き方を組み合わせるほうが、
絵の幅が広がりますし、組み合わせは膨大です。


構図も、大変なお手本になります。

先人達の素晴らしい構図は、皆に認められるところです。
なぜ、皆が認めているのか、
心に響くからですね。
色だけでなく、構図も大切なエッセンスです。
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模写するとき、その作品の特徴を汲み取り、習得します。


レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」は、
描く技法も独特ですが、影の配置、瞳の位置など、観客を意識した作品です。

技法は、溶き油で絵の具を薄め、指で押さえながら、
乾いては塗り、乾いては塗りと、十数年と繰り返します。
簡単に模写はできない作品です。
完全な三角形の構図に、背景の配置。
手前の人物を濃く描き、背景は淡い色で、遠近感を出しています。
右手を上にすることで、正直者(純粋)を表現。
瞳の位置を少しずらすことで、
観客が、どこから見ても、見つめられているような、錯覚を起こさせることに、成功しています。


ムンクの「叫び」は、
うねる線描きで、全体をまとめ、
おどろおどろしい色で、不安感を表現。
左上がりの道で、死を暗示させています。
(生命が強まるときは、右上がりになります。希望、誕生、進歩)


アングルの「グランド・オダリスク」は、
女性の肌と、布の質感、違いを描き分けるいいお手本です。
更に、より女性らしさを強調させるため、ほんの少し背中の長さがいびつです。
生物学的には異常でも、絵画的に魅惑的に仕上げています。


ジョルジュ・ド・ラ・トゥールのろうそくシリーズは、
極端な、明と暗の、お手本です。

ゴッホは、
やたらめったら絵の具を殴りつけるように見えますが、
オレンジ色の分量を、散らしながら、増やしたり減らしたりして
画面の中に統一感を出し手います。
模写の際は、その比率を探っていきます。
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ずいぶん前に、私が
ベラスケスの「ラス・メニーナス(女官たち)」の右下にいる犬を模写したものです。
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犬の毛を、1本1本描かなくても、毛に見えるようにするには、
どうすればいいのかを、教えてもらいました。



※※※ 紹介した有名作品は、転載できないので、私の作品で説明しました。※※※


他に、解説をご希望の作品がありましたら、
コメントを寄せてくださいね。


 
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by legracieuxtemps | 2007-08-13 23:18 | 絵画論 | Comments(4)

ご質問を頂きました。

いくつかご質問を頂きましたので、お返事させていただきますね。
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Q 「永月さんは、毎日描いているのですか?」

A : 
はい。
ほとんど毎日描いています。
水彩画、油絵、下塗り、スケッチ、デッサン、絵手紙。
何かしらしています。
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Q 「油絵のとき、鉛筆などで線書きしますか?」

A :
下書きの線描きは、しません。

下塗りの上に、直接油絵の具を乗せます。
鉛筆は、ホワイトの油絵の具に反応し、
綺麗なホワイトにならずグレーになりますので
油絵の時はお薦めしません。
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Q 「失敗作ってありますか?」

A :
あります。
自分が失敗したな~と思ったら、塗り潰して消してしまいます。

次の作品の下塗りになります。
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Q 「絵を描く気分が乗らないときはありますか?」

A :
あります。
気分が乗らないときは、
絵から離れて、他のことをします。
音楽を聴いたり、猫と遊んだり、庭弄りをしたり、雑誌を見たりして
気分をリフレッシュさせます。

暫くしたら、また絵の前に戻ります。
数時間離れるときもあれば、
数日に渡る時もあります。
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Q 「写真を見ないと描けません。どうしてでしょうか?」

A :
完成作品の見本がないと、不安になってしまうクセがついていますね。

自宅の庭の花をよく見て、脳で完成予定図を想像してください。
自分の脳の中に完成作品を描くように訓練してください。


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Q 「ピカソの絵が、どこがいいのか分かりません。自分には絵のセンスがないのでしょうか?」
Q 「ピカソが分からないと、恥ずかしくて人になかなか言えません。」
Q 「ピカソはどうして素晴らしいのでしょうか?」

A :
まず、絵は、自分が好きかどうか、だけです。
人がいいと言うからいい、というのではありません。

「ピカソの絵がいいのか分からない」=「ピカソの絵に心が動かない」
だけのことです。


もし友人との会話にピカソが上がったら
「ピカソの絵は、僕の感性には合わないんだ。同時代ならモディリアニのほうが好きだな。」
とか

「ピカソの絵は自宅に飾るものじゃないよね。自宅に飾るなら、ルノアールのほうが落ち着くなぁ~」
とか、

絵全般がわからないときは
「ピカソもそうだけど、絵のような平面は単調だよね。オブジェや彫刻のほうが直接心に響くものがあるよ。」
などと言ってみましょう。

美的センスがあるように聞こえるでしょ?


幼稚園児が描きそうなのに・・・?、ピカソが、なぜ凄いのか。
ピカソの前の時代までは、写真がない時代ですから、
絵描きは見たままを描き、

「どうだい?僕って上手だろう?!凄いだろーー?!!!見て!見て!見て!!」
と言ってきたわけです。


カメラの登場によって、絵描きの人気は急降下!
そんなとき登場したのがピカソです。


ピカソの「泣く女」は、代表作ですが、
デッサンから完成に至るまで、約100枚の修作があります。

ある日突然できたわけではなく、
色を組み合わせてみたり、
微妙な線の角度を変えたり
目の位置を変えたりして、
完璧を探して完成作まで辿りつくのです。


ピカソは、見えてているままの姿ではなく、
内面を描き、更に、観客に考えさせるという

 『描き側と見る側とのコラボレーション』
史上初めてした、第一人者なのです。
ここに価値があるわけです。


今でこそ、作家と観客との参加型コラボレーションは、一般的ですが、
その時代には、画期的だったんです。
何事も、史上初は価値があります。

ダリの“シュールリアリズム”、ルノアールの“木漏れ日が影を落とす女性の肌”
モディリアニの“瞳のない女性の顔”、ゴッホの“青い夜空”、などなど。。。

人がしたことがないことを発表することは、勇気が必要です。
1枚も売れずに終わる人もいれば、人気を博す人もいます。

色々な技法・表現方法が、既存している現代では、
誰もしたことがない新しいことを生み出すことは、至難の業でしょう。
しかし、第一人者になれば、
価値は、本人の想像以上の、結果を生み出すのです。



かく言う私も、探し続けている一人です。
一生、探し続けるでしょう。
 

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by legracieuxtemps | 2007-08-03 00:15 | 絵画論 | Comments(8)