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油絵画家、永月水人のArt Life 

誰の為の「必要な10分」か?

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チャトラが縁を結んでくれて親しくなった友人が、
忙しい仕事のあと深夜に電話をくれました。

チャトラの最期を看取れなかったことを悔やんでいる私に、
「その10分はみとちゃんにとって必要な10分だった。
10分短かったら事故にあっていたかもしれないのよ。」と言ってくれました。
私は神のご加護をいただけるような人間ではありません。
とするとその「必要な10分」はチャトラの為の10分だったのでは?
と16日の出来事を思い返してみました。(17日中考えました)


この日の「16時」というのがすべての鍵でした。



チャトラはここ5日間、日中も夜中も
2時間30分~3時間のサイクルでおしっこをしていて、
16日も朝からペースは変わりませんでした。
朝6時、8時半、11時(病院で)、13時半としました。
次のおしっこは16時ごろの予定でした。
ここしばらく朝夕の点滴をしていたので、夕方16時に病院へ行く予定でした。
朝は窓辺で日向ぼっこ、日中は庭で日向ぼっこ、
日が高くなってからは庭の見える窓辺で日向ぼっこ。
母が帰宅したのは14時半。
すぐに出かける予定だった私なのに、なんだか腰が重く
母に即されて出かけたのが15時少し過ぎ。
16時前には帰ってきてチャトラのおしっこを済ませて病院へ行く計画でした。

用事の2件目で1個目の不思議現象がありました。
郵便局で振込みしたかったのに機会が用紙を読み込まず
何度も何度も処理できず店員を呼んで機械を変えたりして、、、
ここで私の計画より時間をとられました。
3件目に向かう途中の工事渋滞は信号機の交差点全体の工事で、
順番は4分の1で、やっと私が信号を抜け出るとき、
誘導員の連絡不備で目の前の誘導員の旗が赤のままで
次の4分の1まで待たされました。
逆戻りもできずここでも時間をとられました。

もし、振込みも工事現場もすべてがスムーズに進んで、
私が16時前に帰宅していたらどうなっていたでしょう。

病院へ行こうとせわしなく車に乗せられ、病院へ行っていたでしょう。
とすると、チャトラが旅立つのは車の中か病院の待合室か診察室の台の上でした。

チャトラは自宅で旅立ちたかった。
大嫌いな病院じゃなくて、唯一安心できる自宅が希望だったに違いない。
言うこともできない、抵抗することもできないチャトラの願いを、
神様が聞いてくれて、チャトラを連れ出す唯一の人間の私を遠ざけてくれたんだ、と。
はっと気が付きました。

「必要な10分」

ふがいない飼い主のもと病気と闘い、最後までけなげだったチャトラの為の10分。
そう気が付いたとき、看取れなかった後悔という気持ちは吹き飛びました。
自宅で最期を迎えられてチャトラがどれだけ安心したことか。
私を10分遅らせてくれた神様に、ただただ感謝しています。
看取れなかったという気持ちでの涙はもう出ません。
今は、チャトラのいない寂しさと、ふがいない私の申し訳ない気持ちの涙が出るだけです。

写真は、最期の日の日向ぼっこです。大好きなリュウノヒゲの上で。
牡丹で半日陰を作って2時間まったりしました。
私もチャトラの顔側で添い寝しました。
(門前の通行人はさぞ驚いたと思いますが。。。^^;)


今日もいらしてくださって、ありがとうございます。

by legracieuxtemps | 2014-04-17 23:58 | チャトラ | Comments(8)
Commented by amesyo at 2014-04-18 21:45 x
チャトラさんは虹の橋の袂で一番好きな人が来るまで待っていると家に来る御上人さまに教わりました。天国に繋がる道を一人で歩くのが寂しいから大好きだった人が寂しくない様に待っているってきっとチャトラさんも暖かな光の降り注ぐ御花畑で蚊取り線香をしょって沢山のお友達と待って居くれます。
大好きなお家で大好きな家族にみとられてきっと喜んでいますよ
Commented by chibiani at 2014-04-18 22:39 x
そうでしたか・・・
チャトラくんを、お家に居させてあげるために
神様が水人さんを10分引き留めていたんですね。
きっとそうですね。
チャトラくんの思いが伝わったのでしょう。

最後の日向ぼっこを、大好きなお庭で大好きな水人さんと一緒に・・・
それがチャトラくんなりの、水人さんとのお別れだったのかもしれませんね。
チャトラくん、とても安らかなお顔でネンネしてますね(*^_^*)
Commented by 永月水人 at 2014-04-19 08:24 x
★amesyoさま
虹の橋の袂で私を待ってくれているんですね。
嬉しいお話ですね。
50年は待たせちゃうかも。。。(> o <)。。。

チャトラの先住犬ポメラニアンは母を待っていてくれているでしょうか。。。。

母がすぐそばにいてくれましたから、寂しくなかったとは思います。
私もそばにいたかった。。。。
最初はもうその1点で申し訳なくて、、でもそれは私の独りよがりで、チャトラは家にいたかったと自分に言い聞かせているところです。

まだまだ涙は止まりませんが、
今は躊躇しないで思いっきり泣こうと思っています。
そして、涙が出なくなった後には、
笑顔で毎朝挨拶できるようになりたいと思っています。、
Commented by 永月水人 at 2014-04-19 08:27 x
★chibianiさま
説明できない不思議なことが起こるときには
神様が誘導してくれているんだと日ごろから思っています。
あの日前にも、不思議なことがありましたから
神様はチャトラの心に寄り添ってくれていたんだと思います。

chibianiさまも悲しい思いを乗り越えてこられたんですよね。
私も、笑顔でチャトラに挨拶できるようになる日が来ると信じて、
今はいっぱい泣いています。
Commented at 2014-04-21 00:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kitcat at 2014-04-21 15:15 x
● 神様は、チャトランの意を汲んで、大好きなところで旅立たせてくれたのでしょうね…
 元来、占いとか不思議現象は、科学的じゃないからと信じなかったのですが、こうした偶然が重なると、何かの意思が働いたのでは…と考えてしまいます。
 実は、ののちゃんも看取れなかったのですが、その数時間前に信じられないような、しかも身震いするほど恐ろしいことがあって、1年たってもまだブログにも他人にも話せないでいます。
 「頭おかしいんじゃないの…?」って言われるのが関の山みたいで…。
 でも、今思い返すと、お別れの知らせだったのですね…。
 飼い主想いのチャトランを、いっぱいいっぱい褒めてあげてくださいね…
                  <ののちゃんより>
Commented by 永月水人 at 2014-04-21 17:08 x
★鍵コメさま
最期まで責任を持つのが飼い主の役目ですが、
お別れはやはりつらいですね。
鍵コメ様もそういう体験を乗り越えてこられて大変だったと思います。
チャトラは初めての猫でしたので、行き届かないことが多くて、
さぞじれったいというか不満の多い飼い主だったと思います。

チャトラは頑張り屋でとてもよい子でしたので、きっと天国へいけると信じています。
Commented by 永月水人 at 2014-04-21 17:16 x
★kitcatさま
うちの家族は、霊感が少々ありまして、
何かのお知らせとかいろいろあります。

チャトラのときは、母が出先で猫の絵入りの湯飲みが自然に割れました。
母は自宅に帰る前から「今日かも?」と感じていたようです。

すべての現象が神様関係とは限らないにしても、
不思議現象があっても、いいと思っています。
ののちゃんのときの不思議現象の内容はわかりませんが、
やっぱりお知らせだったのではないでしょうか。

愛する人との別れはつらいものです。
まして使う言葉が違えば、何とかしてお知らせしたいと思うのも納得できます。
人それぞれ不思議現象を受信する感度は違いますので、
全員が不思議体験をするとは限らないと思いますが、
kitcatさまは受信できてよかったですね。^^